研究で使う前に
新しいツールを増やすことではなく、根拠を追跡できる状態のまま研究時間を短縮することを重視します。
向いている人
医学・生命科学分野の研究者、臨床研究者、大学院生、投稿前の原稿確認や査読コメントへの回答準備を行う著者チームに適しています。
最初の一歩
まず、論文のタイトル、抄録、研究目的、対象・方法、主要結果、結論をAIに提示し、「厳しめの医学系査読者として、受理を妨げる可能性が高い問題を優先順に指摘してください」と依頼します。
安全に使う流れ
- 1研究課題と新規性を確認する:研究疑問が明確か、臨床的・学術的意義が伝わるか、既存研究との差分が過不足なく説明されているかを点検します。
- 2方法と統計を重点的に見る:研究デザイン、対象者選択、除外基準、曝露・介入・アウトカムの定義、交絡調整、欠測値対応、サンプルサイズ、統計手法の妥当性について、査読者が疑問を持ちそうな点を列挙させます。
- 3結果解釈と抄録を照合する:結果が過大解釈されていないか、因果表現が適切か、主要評価項目と結論が一致しているか、抄録が本文の内容を正確に反映しているかを確認します。
- 4改稿・返答案を整理する:指摘事項を重大度別に分類し、本文修正で対応する項目、追加解析が必要な項目、限界として明記すべき項目、査読回答で説明すべき項目に分けます。
注意点
- AIの指摘は査読を代替するものではありません。統計解析、研究倫理、臨床的妥当性は、必ず共著者や専門家が確認してください。
- 未発表データ、個人情報、患者情報、施設が特定される情報は、利用するAIサービスの規約や所属機関の方針を確認したうえで扱ってください。
- AIに査読回答を作らせる場合でも、存在しない解析、未実施の手順、根拠のない主張を含めないように注意します。
根拠チェック
- AIが指摘した方法論上の問題を、研究計画書、解析計画、報告ガイドライン(CONSORT、STROBE、PRISMAなど該当するもの)と照合します。
- 統計や結果解釈に関する提案は、実データ、解析コード、表・図、補足資料と照らし合わせ、再現可能かを確認します。
- 査読回答案では、各回答が本文中の修正箇所、追加解析、引用文献、限界の記載と対応しているかを確認します。
さらに確認したい場合
元の詳しいページを開く
このページでは研究判断に必要な要点を整理しています。詳細な背景や関連情報は元のページで確認できます。
元のメソッドページを開く