研究で使う前に
新しいツールを増やすことではなく、根拠を追跡できる状態のまま研究時間を短縮することを重視します。
向いている人
臨床研究、疫学研究、医学統計、大学・研究機関で観察研究や介入研究のベースライン特性表を扱う研究者、医師、大学院生、研究支援者。
最初の一歩
解析計画書や研究目的に基づき、比較群、対象者の組み入れ・除外基準、ベースライン変数、カテゴリ化の基準、欠測の扱いを先に整理してからtableoneで表を作成します。
安全に使う流れ
- 1研究デザインと比較群を確認し、Table 1に含める人口統計学的情報、臨床背景、検査値、併存疾患、治療歴などを事前に定義する。
- 2連続変数とカテゴリ変数を区別し、平均値・標準偏差、中央値・四分位範囲、件数・割合など、各変数に適した要約方法を選ぶ。
- 3tableoneでベースライン表を生成し、群ごとの分布、欠測数、標準化差や検定結果を確認して、臨床的に不自然な値やコーディングの誤りを点検する。
- 4投稿先ジャーナルや研究チームの方針に合わせて表記を整え、解析コード、変数定義、データ抽出条件を記録して再現性を確保する。
注意点
- p値だけで群間バランスを判断せず、標準化差、分布、臨床的重要性も併せて確認する。
- カテゴリ変数の水準、単位、参照カテゴリ、欠測の扱いが解析計画と一致しているかを確認する。
- tableoneの出力をそのまま最終表にせず、元データ、解析コード、研究目的と照合して解釈可能な表に整える。
根拠チェック
- ベースライン表に含めた変数が、研究仮説、交絡因子、既報研究、解析計画書に基づいて選定されているか確認する。
- 要約統計量、群別の症例数、欠測数、単位、カテゴリ定義が元データと一致しているかを再計算または抽出条件の確認で検証する。
- 傾向スコア解析、回帰調整、層別解析など後続解析で使う変数とTable 1の定義が一貫しているか確認する。
さらに確認したい場合
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